ポエム、映画、音楽についてのブログです


by simakuma62

ぼくと1ルピーの神様

今年のアカデミー賞の作品賞と監督賞を撮るんじゃないかと噂されているダニー・ボイル監督の『スラムドッグ・ミリオネラ』の原作本『ぼくと1ルピーの神様』を読みました。
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主人公はスラム育ちの男の子。
学校も行ってない、本も読んだ事がない男の子が、クイズに全問正解したけれど、不正を疑われて捕まってしまいます。
でもその男の子には、全問正解できた理由があったのでした・・・

読み終わって、この作家(インド人で外交官らしい)がこの作品を始めて書いたっていう事実にビックリしました。
文章とか、物語の運び方とか、キャラクターとの距離感とかが、うまい!と思いました。
あっという間に読み終わってしまいました。
でも、ちょっと終わり方とかが都合が良すぎるような気がするけど、現実通りに描いてしまったら、読んだ後に暗い気分になることでしょう。
だからラストは、これでよかったのかもしれないです。
本を普段読まない人でも、面白く読める本だと思います。
読んでいて、映像がパっと浮かんできて、これは映画向きの本だと思いました。
ディズニーが製作するようなハリウッド向きに感じました。

この本を読もうと思ったのは、映画の予告編を見て感動して、原作本があると知ったからです。
予告編しか見てないけど、ダニーさんは音楽の使い方が、やっぱりうまいと思う!
最初見た予告編ではシガー・ロスの曲が使われたけど、『ベネロピ』とかぶちゃってたからか、今流れている予告編はスノーパトロールとか使われていました。
そういえばスノーパトロールは、ドタキャンしてから、もう日本に来てないような気がします。
売れたから、もう日本には出稼ぎに来ないんだろうな・・・

学生の時、ダニー・ボイルの『トレイン・スポッティング』を見て本当にビックリしたことを思いだしました。
とても悲惨な状況なのにブラックユーモアで笑い飛ばしちゃうところとか、音楽とかスリムズボンをはいているのにかっこいいとか、すごくしびれてしまいました。

この時期タイミリーに見て好きになった映画は、好きの濃度がちがくて、思い入れがすごい強いです。

すぐ思い出すのは、マチュー・カソヴィッツの『にくしみ』に、ウォン・カーワイの『恋する惑星』でしょ、タランティーノの『レザボア・ドッグス』やガイ・リッチーの『ロック・ストック&トゥースモーキングパレルズ』とか見て、新しい映画の時代がやってきた!と思いました。

今考えると、その時友達とかお母さん相手に言ってた感想は、映画雑誌とか評論家の受け売りだったりするんだけど・・・
でも意見の受け売りでも、今よりずっと映画が大好きだったなーと思います。
むかしは、映画がゴハンでした。
残念ながら今は、映画ではゴハンにはなりません。
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by simakuma62 | 2009-01-21 22:34 | 本・マンガ