ポエム、映画、音楽についてのブログです


by simakuma62

カテゴリ:本・マンガ( 89 )

1984年

ジョージ・オーウェルの「1984年」を読みました。

昔チャレンジして、難しくて挫折した本でした。

今回は、やっぱり途中難しいと感じるところもあったけど、ちゃんと最後まで読めました。

1984年は今ではもう過去のことだけど、ジョージ・オーウェルがこの本を書いたときは、50年先(30年だったような気もする・・・)の未来だった。

この本が出た当初は、ソ連や中国などの共産圏について描いたものだと思われていたけど、今読むと、資本主義が行き着いたもっと先の未来を描いていると思いました。

でも、過去にも現在にも似たようなことが行われていて、今までこんなこと全くなかったとはいえないから、この本が時代を超えているんだろうな。

こんな本のような世界に住んでいたら、自分は即刻、収容所行きでしょう・・・

この本にも描かれているけど、自分の考えや当たり前だと思っている事は、実際は周りによって作られているものの方が多いのではないのかなと思います。

人間が普遍的なことだと考えていることでも、宇宙から見たら、そんなの普遍的じゃないだろうし。

自分は、もっと色んなことをちゃんと考えないといけないんだろうな・・・
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by simakuma62 | 2010-03-28 23:08 | 本・マンガ

ナンバー9ドリームス

イギリス人の作家デヴィッド・ミッチェルが書いた「ナンバー9ドリームス」を読みました。

図書館に行ってたまたま手にとったら、村上春樹とジョン・レノンにオマージュを捧げた作品みたいなことが書いてあったので、どれどれ読んでみようと思いました。

著者のデヴィッドさんはイギリス人だけど、登場人物も物語の舞台もすべて日本です。
なぜ日本なんだろう??って思ったら、日本に8年も住んでたそうです。

多分、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドとワンダーランド」とか「ねじまき鳥クロニカル」あたりが、少し意識されているのかな?と思ったけど、そんなに村上節もジョン・レノンも感じなかったです。

物語は、屋久島出身の男の子が、父親を探しに東京に出てきて、ヤクザとか色んな事件に巻き込まれていくんだけど、途中素敵な女の子に出会って、どうのこうのっていうお話です。

翻訳のせいなのか、作者の文体のせいなのか、すごく読みづらかったです。

多分スラングとかが多い作品で、日本語に訳しづらいのかなと感じました。
翻訳者は生真面目な人とみました。
ファックとかの四文字言葉をおたんこなすとか、日本語にちゃんと置き換える人なんだと思う。
文章のリズムとか作品全体のことを考えたら、そこらへんの言葉は、むかつくとかばーか、ぐらいでいいんじゃないだろうか。

あと主人公が、すぐ妄想とか夢の中の出来事を語ったり、関係ない小話が入ってきて、物語とどう関係あるのか分からなくて、読むのがしんどかったです。

何度か、読むのやめようかと思いました。

でも飽きたりしたら、水木しげるの憑物百怪読んだりして、気持ちを入れ替えて最後まで頑張って読みました。

なんで自分は、そこまで頑張ったんだろう・・・
もっと他のこと頑張らなきゃいけないのに・・・

で最後は、読者にゆだねるよう終わり方でした。
最近、どうとでもとれるような読者にゆだねる終わり方をする作品が多いと思います。

もうちょっとラスト考えてから世の中にだしてほしいです!
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by simakuma62 | 2010-03-15 22:20 | 本・マンガ
サヴァン症候群でアスペルガー症候群のイギリス人青年ダニエル・タメットが書いた「ぼくには数字が風景に見える」を読みました。
すごい面白くて、読み始めたら、一気に読んでしまいました。

この人のドキュメンタリーを数年前にNHKの教育テレビで見たことがありました。
その時は、彼の能力に焦点を当てていたので、いま一つ彼の生い立ちや考えている事が分かりませんでした。

ちなみにサヴァン症候群は、発達障害の一つで、一つの才能に秀でていて、何万桁の数字を暗記できたり、一瞬しか見てない風景を全て描けたりと天才的な能力を持ちながら、空間能力やコミュニケーション能力が欠けている為に、普通の生活がおくれない人が多いです。

アスペルガー症候群は自閉症の一種で、サヴァン症候群の半分の人が自閉症で、その他の人達もなんらかの発達障害を背負っているとのことです。

本の内容は、著者が自分の障害を認識して、それを乗り越えて克服していく過程が淡々と語られていきます。

その中で著者が、大人になってから、可愛がってた猫が死んで、初めて悲しいと思う気持ちを理解するところにもらい泣きしてしまいました。

そういえば大部分の人は、感情って生まれつきのものだと思っているけど、本当は学習して習得するものだと聞いたことがあります。

だから育児放棄を受けていた子供が、なかなか感情を出さないというのを耳にしたこともあります。

この本を読んでいて、著者の強いこだわりとかコミュニケーションが難しいと感じる箇所(他人の話しを聞くのが苦手とか)が、なんだか他人事じゃないなーと思いました。

おうちが一番落ち着いてその次が図書館っていうのも同じだし、自分の中に規則があって、それが破られると不安でしかたないっていうのが(今はそんなことなくなったけど)すごくよく分かります。

以前は、階段を左足から登り始めて、左足から登り終わらないとダメだったし、遠足で乗るバスのイスがえんじ色で頭の所に白いカバーが付いているとああもうダメだって気分になって、絶対に酔っていました。

あとノートとかテレビの角とか何でも角が怖い時期があったし、学校で自分の席に他の人が座ったりすると何か悪い事が起きそうで不安でたまらなくなったときもあったし、ちょっとした風が吹いただけで髪の毛が痛くて仕方がない時期がありました。

こう考えると、本当によく今まで生きてこられたなーと、うっすら涙です。

それに全く向いてないのに、毎日会社で働いて、自分ってエライなーと思います。

今後は著者のダニエルくんみたいに、おうちでできる仕事をしたいです。
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by simakuma62 | 2010-03-07 22:31 | 本・マンガ
この数ヶ月、会社の人から薦めれた本を読んでいるなーと思いました。

京極夏彦の姑獲鳥の夏と絡新婦の理、夢をかなえるゾウ、イン・ザ・プール、チーム・バチスタの栄光、白夜行、ハリーポッター・・・

こうやって、読んだのを並べてみると、数年前のベストセラーを読んでいることに気づきました。

ベストセラーは、やっぱり読みやすくて、面白いです。

白夜行が一番面白かったです。
どうやって映像化したんだろう・・・。
演出によっては、火曜サスペンスになりそうです。

京極夏彦は読むのが、大変でした。
えらく時間がかかりました。
ドン出返しやりすぎで、思わず笑ってしまいました。
でも、もう京極夏彦は二冊読めば、もういいかなと思います!

自分は、あんまりベストセラーを読んでこなかったことに気がつきました。

それで、むかしのベストセラーをなんだか読みたくなってきました。

とっても今さらだけど、一杯のかけそばとか脳内革命、生協の白石さんに、NOと言えない日本人、読んでみようかなー

それでその感想文を書いて、学生のふりをしてどこかの出版社がやっている夏休みの読書感想文コンクールに、応募してみようかなと思いました。

賞金には図書券がほしいな
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by simakuma62 | 2010-02-22 21:33 | 本・マンガ
村上春樹が翻訳したキャッチャー・イン・ザ・ライを読みました。

そのむかし、あれはたしか、ミポリンがワンズと組んで世界中の誰よりきっとを歌っていた頃、「ライ麦畑でつかまえて」のタイトルでこの本を読みました。

キャッチャー・イン・ザ・ライより、英語の意味と違うかもしれないけど、ライ麦畑でつかまえてのタイトルの方がいいと思います!

昔は、なんてつまらない本なんだろう、最低、と思った記憶があります。

主人公のホールデン少年が、全然好きになれなかったし、わがままにしか思えなかったからです。

でも、今になって読み返してみたら、すごく面白かったです。

読んでいるうちに、自分がホールデン少年に思えてしまいました。
すごく共感しました。
ただこの年になって、自分がホールデン少年とダブって感じるのって、相当ダメダメな感じがする・・・。

物語の中で、ある先生がホールデン少年を心配して、人が何かを探し求めているにも関わらず、周りの環境がそれを提供すことができない、あるいは周りが自分にそれを提供できないと考えた場合に、落ちていく人はただただ落ち続けるっていうセリフが印象的でした。

なんで自分は、ホールデン少年と同じ年頃に読んで、この本の良さを理解できなかったんだろう・・・と不思議に思いました。
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by simakuma62 | 2010-01-17 22:57 | 本・マンガ

ボックス!

スポーツは、するのも見るのもほとんど興味がないです。

数年前にサッカーをだけ、ほんのちょっとだけ小さな公園でやったら、浮浪者の人に怒られたのでもうやりません!
でも見るのが好きなスポーツは少しだけあって、高校野球と箱根駅伝と、ボクシングです。

高校野球は、ずっと見ているので一回でいいから、さい配をふるわせてほしいです!
箱根駅伝は、ブレーキがかかって走れなくなる人を応援するのが好きです。
ボクシングは、明日のジョーを読んで以来、見るのが好きです。

さて2人の高校生を軸にしたボクシングの青春もので、百田尚樹という人が書いた「ボックス!」を読みました。
ボクシングのこと分からなくても、面白いです!

読み終わったら、ボクシングをやりたくなりました。
ギターやめてボクシングを習いに行こうかな・・・

これは、読んでいて映像がすぐ頭に浮かんできて、ドラマとか映画になりそうだなーと思いました。

主役の2人は、絶対に新人にしたほうがいいだろうと思いました。
特に天性の才能を持っている子の役は、ボクシングでなくてもいいけど、スポーツをやっている人じゃないとダメだ!と思います。
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by simakuma62 | 2009-12-03 22:20 | 本・マンガ

ふたりの阿古夜

ふたりの阿古夜といえば、ガラスの仮面の最新刊がでましたよ!

今回は、お話しの展開にすごい動きがありました。
今までのグダグダな感じの3冊分ぐらいの動きがあった!

久しぶりに、えーどうなるの!?続きが早く読みたい!って思いました。

紫織さんが(髪型が気になる・・・)、真澄さんの別荘に勝手に上がりこんで、北島マヤの舞台写真を見つけるところを読んでたら、マヤは本当に面白い役柄に恵まれたよなーと思いました。

女海賊ビアンカと通り雨は、一つ星学園の体育倉庫でやったんだよなー
しんみりです。

この舞台写真集ちょっとほしい・・・
(でもって、10月号の別冊花とゆめの付録は、ガラスの仮面のキャラクターなりきりメモだそうです。これもちょっとほしい・・・)

ページをめくっていったら紫織さんが、その舞台写真をビリビリ破りすてている!
あーせっかくの写真をなんてことするんだ!って思いました。

この間、おっとりしているように見える女の人はしたたかだっていう話を友達としました。
ガラスの仮面の紫織さんを見て、やっぱりその通りだった!と思いました。

みんな、おっとり女に気をつけて!
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by simakuma62 | 2009-08-27 22:13 | 本・マンガ

夢野久作とユメの銀河

筑摩書房から出ている夢野久作の短編集を読みました。

良い意味で、ヘンテコな不思議な短編ばかりでした。

あとがきを読んだら、なだいなだ(!)が解説をしていました。
(なだいなだのおっちょこちょ医は、とてもすごくいい本なのにどこにもなくて残念です)

夢野久作は父親に、夢見がちのヘンタイ(九州の方言で夢の久作っていうらしい)って言われてそれをペンネームにしたそうです。
なんてステキなペンネームなんだろう!

しかも生い立ちを見ると、色んな仕事をしています。
農園をやってみたり、新聞記者をやったり、僧侶をやったりしている。
(ドラクエみたいな転職だ)
興味があることは、どんどんやった人生だったんだろうな。
本当に素敵!
昔の人って制限が多いはずなのに、今より破天荒な生き方をしてる人が多いような気がする。
(そういえば、放浪記を書いた林芙美子も、いろんなことやっていたな)

それで夢野久作が原作を書いた「ユメの銀河」という映画を見ました。
浅野忠信と小峯嶺奈がでてる作品です。
とてもよかったです!
映像も独特な感じでよかった!

浅野忠信もよかったけど、小峯嶺奈ちゃんがかわいかったです。
ちょっと影があって、本当はとても芯が強そうな感じが、役柄にピッタリでした。
(少し影があってさびしげな女の子が大好きです!)
映画を観終わった後も、彼女の大きな目が忘れられないです。
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by simakuma62 | 2009-08-14 23:52 | 本・マンガ

1Q84

図書館で予約していた、村上春樹の新作「1Q84」がもう手に届き、読み終わりました。
来年になったら読めるだろうと思ってたので、こんなに早く読めるとは思いもしませんでした。
いつも話題の本は、話題でなくなった頃に読めるのに。

いつもネットで予約するのだけど、今回は図書館で紙に書いて予約したので、それで早く借りられたんだと思います。

「1Q84」は読みはじめて、すぐに文章が三人称になっていることに気がつきました。
今まで、一人称だったから(いや少年カフカは少し三人称が入ってたかな?あやふやです・・・)、この違いは大きいです。

それから、それぞれのキャラクターと家族の関係が描かれている。
(特に主人公の一人と父親との関係について、踏み込んで描かれている)
今までの作品では、主人公と家族について(特に親について)ほとんど描かれてきませんでした。
文藝春秋に、自分の父親が亡くなったことについて書いてあったので、今まで避けてきた父親との関係について向き合ってみたんだろうと思いました。
たしか村上春樹と父親は、長い間、絶縁状態だったと聞いたことがあります。

あと平家物語の引用が使われていて、今までだったら絶対にそんな引用はしなかっただろうと思いました。

最近の村上春樹の作品の中では一番面白かったけれど、なんだか未完の作品を読んだ気持ちになりました。

一人称だったら気にならなかったんだろうけど、三人称で描く事によって、結構重要だと思われる出来事や人物について全く描かれてないのが気になりました。
わざと描かないでそれを謎にしているというよりも、時間がなくてそのことをはしょってしまっているか、ページの都合で省いてしまった、そんな印象を受けてしてしまいました。

物語を広げすぎたのかな??
途中から、話しについていけなくなったし・・・
こういうパラレルワールドみたいな話しを物語にするのは、説得力がないとホントに難しい・・・
ファンタジーの作家には学者が多くて、緻密にその世界観を作り上げているのは、そういうのがあるからだと思います!

本にでてくる登場人物のマネをして感想をまとめてみよう。

いんようとしもねた、くりかえしがおおかった。
としとると、そうなるのかな。
そんなのいやだ。
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by simakuma62 | 2009-07-08 23:20 | 本・マンガ

果てしがない

なぜだか、「青年ヒットラー」と「ヒットラーの贋札ー悪魔の工房」とヒットラーに関する本を立て続けに2冊読んでしまいました。

「青年ヒットラー」はヒットラーの青年時代に焦点を当てた本です。

「ヒットラーの贋札」はナチスの元で贋札を作らされていた元ユダヤの囚人の生き残りの人が書いた本です。
この本は映画化されました。
でも、映画と本はかなり違います。
本は物語というより、ルポに近い感じです。
主人公も違うので、映画のイメージで読むと、かなり戸惑うことでしょう。

こういう本を読む度に、普通の人が一番怖く感じます。
自分のことを普通だとか正しいと思うと、いくらでも人は残酷になれると思います。

昔、人に言われた言葉を思い出しました。
いい人は仕事が出来ない

でも歴史を振り返れば、仕事ができるだとか有能だと思われていた人の方が、間違ったことばっかりやっている。
ナチスでは、仕事が出来る人ほど残酷な行為に手を染めている。
ナチスの幹部の中には、自分は仕事をこなしていてただけだ、って弁明して罪を逃れようとしていた人がいる。

一体これはどういうことなんだろう?

だから周りからあの人は有能だとか才能があるとか、そういう人の言葉に耳を傾けるんじゃなくて、自分の良心に問いかけないといけないんだろうと思います。

だけど、良心ってなんだろう?

物事は、考えれば考えるほど果てがないです。
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by simakuma62 | 2009-05-27 21:30 | 本・マンガ