ポエム、映画、音楽についてのブログです


by simakuma62

カテゴリ:美術( 28 )

やなぎみわ展「Lullaby」

やなぎみわさんの新作「Lullaby」(ララバイ=子守唄って意味です!)を見に、青山にあるRAT HOLE GALLERYへ行ってきました。

ギャラリーなので無料で見られます!
なのに、見てる人が自分一人しかいませんでした・・・

今回の新作は、写真じゃなくて10分ぐらいの映像作品でした。

暖炉のある部屋で、老女が少女に子守唄を歌って膝枕している場面から始まります。
少女が急に、老女に襲いかかって、お互いに絡み合って、膝枕をさせようとする・・・というようなお話しでした。

途中で、老女が少女にプロレスの技みたいなのをかけたりして、ちょっと笑ってしまいました。
こういうの好きだなー
あと、少女がしわくちゃのおばあちゃんに意地悪するとか、そういうのも好きなんだよなー

やなぎみわさんの写真には、いつも物語りがあると思います。
だから、いつか長編の映像を撮ってほしいです!

ブラザーズクエイもエコールを作った監督も真っ青の五感に訴えてくるような、すごい作品になる予感がします!!
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by simakuma62 | 2010-02-12 22:33 | 美術

海のエジプト展

横浜のみなとみらいへ「海のエジプト展」を見に行きました。

今回のエジプト展は、すごいです!
いつもみたいにどこかの博物物から借りてきたのとは違って、海底に沈んでいたエジプトの都市が発見されて、それを海から引き上げた品々なんです!

かつてこんなに繁栄してた都市が、津波によって沈んで、何千年もの時を越えて、引き上げられるなんて浪漫を感じるなーと思いました。

でも自分にとってのエジプトは、王家の紋章とエジプトのインディジョーンズことカーン博士の特番ぐらいの知識しかないので、途中から飽きてしまいました。

年代とか場所も、王家の紋章を使って説明してくれないから、イマイチよく分かりませんでした。

アレクサンドリア、ヘラクレイオン、カノープスって言われてもなー

イズミル王子のいるヒッタイトとかアッシリアやバビロニアについても触れてほしかったなー

おみやげコーナーは、お金があったら、うっかり買いたいものがいっぱいありました。
パピルスとかヒエログリフの定規とか気になる物だらけでした。
いつかヒエログリフの文章を書けるようになりたいです。

残念なことに、王家の紋章のおみやげコーナーは横浜ベイスターズに追いやられて少しだけでした。
細川先生がきてたみたいで、サインが飾られていました。
絵まで描いてあって、あのサインがほしいってみんな思うんじゃないかな。

最後に、今回の海のエジプト展のために作られたがちゃがちゃをやり、ファラオを当てて帰りました。
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by simakuma62 | 2009-07-12 23:00 | 美術

水仙

親戚のおばさんが習っている日本画の展示会を見に行きました。

去年見に行ったときも上手だと思ったけど(実際は先生が結構手直ししていたらしい)、もっと上手になっていました。

絵を見ながら、おばさんが日本画の色の塗り方とか画材について詳しく説明してくれました。

去年、他の生徒さんの絵について説明してくれたときは、この人は一人暮らしなんだってとか、森が好きらしいよとか、あんまり絵についてのコメントはなかったので、今回の画家のような発言に少しビックリしました。

思いのほか、日本画にはまっているんだなーと思いました。

今回、おばさんは水仙とバラの絵を出品してました。

水仙は公園とかに見に行って描いたの?って聞いたら、道路に咲いてたのを取ってきたと言っていました・・・

バラはちゃんと買ったらしいです。
ものすごい高級なバラを買ってしまったと言ってました。

帰り際に、去年と同様、おばさんからあんた日本画やらない?って誘われましたが、ギターで忙しいからって断ってしまいました。
その次におばさんは源氏物語の朗読をする会に入って、とても良い物語だということが分かったから、私も源氏物語を読んだほうが良いと薦めてくれました。
できたら、声を出しながら読んだほうがいいらしいです。
あと別の親戚のおばさんが、ピアノと合唱を習っているから、一緒に演奏会をやった方がいいと薦めてくれました。

それからその展示会では、知らないおばあさんに水墨画をやるよう薦められました。
絵はヘタクソなので水墨画はムリだと思いますって断ったら、それは描こうとしないからでしょって少し怒られました。
そうなのかー、水墨画やってみようかな・・・ってちょっと頭に過ぎりました。

おばさんの絵を見に行っただけなのに、こんなに色んなこと薦められるとは思いませんでした。
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by simakuma62 | 2009-06-05 23:01 | 美術
東京都写真美術館へ、やなぎみわの『マイ・グランドマザーズ』を見に行きました。

公募したモデルから、50年後どんなおばあちゃんになりたいか?という希望を聞いて、それを元に演じてもらって撮った写真が飾られていました。

10年ぐらい前から、他のプロジェクトの合間に撮られていた作品だそうです。

若い女の子が描くおばあちゃん像は、みんな楽しそう。
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自分だったらどうだろう?と考えてしまいました。
しわくちゃのおばあちゃんになりたいです。
でもって、いつも好奇心旺盛でいたいです。
思い立ったらすぐ行動して、一人でオーロラとか見に行ったりするおばあちゃんになりたい。
それから、気の合う人達10人ぐらい集まって、捨て猫とか犬も飼ったりして、ワイワイしながら暮らしたいです。

写真を見た後、やなぎみわさんと石内都さんの対談を聞きました。
石内都さんは、去年NHKで特集をやったのを見てその名を知りました。そんな大御所と対談なんてすごいと思いました。

二人の話しはとても面白かった!
二人とも、もともと写真ではなく違う事をやっていたそうです。
やなぎみわさんは伝統工芸で石内都さんは染物を勉強してたそう。
石内さんは、撮影はあまり好きじゃなくて、暗室(特ににおい)が好きだそうです。
逆にやなぎみわさんは、プリントは人に任せてしまうと言っていました。

やなぎみわさんの話しを聞いていると、かなり模索して今のスタイルができたんだなーと思いました。
3年間、何も作らなかった時期があったと言っていました。

今回の「マイ・グランドマザーズ展」は、本当の老いを描いてないという批判があったそうです。
本当の老いとは、介護や物忘れとか、そういったことなのに、それが全く描かれてない、この作品はファンタジーだとに言われたそうです。
でも介護とか物忘れとかいった現実的な老いは、やなぎみわさんの作風ではないだろうし、ダークなファンタジーなのが、やなぎみわさんの持ち味なのに・・・と思いました。

あっという間に時間が過ぎてしまいました。
本当はいっぱい質問したいことがあったけど、勇気がなくてできませんでした・・・。
でもサインか握手だけでもしてもらえばよかったな・・・

帰りに、やなぎみわさんの写真集とポール・スミスデザインのエコバッグを買って帰りました。
500円だったし、ネコの絵がかわいいなーと思ってすぐ買ってしまいました。
でも家に帰ってよくみたら、案外ポールさんネコの絵がヘタクソだなと思いました。
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by simakuma62 | 2009-03-07 21:09 | 美術
全ての芸術において言える事だけど、鑑賞する側にある程度の知識がないと、その作品を理解できないことがあると思います。

現在、原美術館でやっている米田知子さんの写真展「終わりは始まり」を見て、あらためてそう思いました。
私は半分ぐらいしか理解できなかったです。(本当に、半分も理解できたのかはよく分かりません)
やっぱり歴史の勉強不足なんだと思って、反省しました。
ソンムの戦い?フォレスト・ブラザーズって何だろう?って思いました。

終わりは始まりっていうのは、イギリスの首相だったチャーチルが第二次世界大戦が終わった後の演説で言った言葉だそうです。
噛みしめれば噛みしめるほど、味が出てくるスルメ語録だと思います。

今回展示された写真は、何気ない風景ばかりなのに、題名を読むと全く違った風景に見えました。
例えば、青空の下、家族やカップルが楽しげに過ごしているビーチが映っていて、平和だなーって思ったら、タイトルにはノルマンディー上陸作戦の海岸と書いてありました。
それを読んだら、さっきまでと全く意味合いの違った写真に見えました。

一番切なくなったのは、どこか南の島で海辺に通じると思われる小道が映っている写真でした。
穏やかなたたずまいの風景を切り取った写真なのに、タイトルはサイパン島在留邦人玉砕があった崖につづく道でした。
悲しすぎる、戦争って一体何なんだろうと思いました。

おうちへ帰りながら、自然は戦争をしている人間をどんな風に思っているんだろうと、自然を擬人化して考えてしまいました。

下の写真は、ウェディングー中国から北朝鮮を臨む国境の川、丹東というタイトルです。
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by simakuma62 | 2008-10-01 22:20 | 美術
渋谷のBunkamuraミュージアムに、イギリスの150年ぐらい昔の画家『ジョン・エヴァレット・ミレイ』展を見に行きました。

平日の夜に行ったけど、結構人が多くて、ちょっとゲンナリでした。
これじゃあ、人の頭とか肩とかで、絵の全体を見られない!と思いました。

でもガラガラのイギリスのテートギャラリーでミレイの絵を見たことがあるので、周りの人に自慢したくなりました。

ミレイの絵は、じっと見てると、絵の中が動き出しそうです。
もの凄い観察して絵を描いたんだなーって思います。

子供の肖像画が可愛かったです。
肖像画は、写真よりも人柄がでるなーと思います。
これから、写真じゃなくて、肖像画を残すトレンドがくるかもしれないとひらめいてしまいました。
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あと上のオフィーリアが川に身投げをする場面の絵を見て、川に身投げをするマネキンの図が頭の中に浮かびました。
なんだか、これは良いアイデアが浮かんでくる合図のような気がします。
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by simakuma62 | 2008-09-12 22:43 | 美術

大ハンコ展

田植えでの筋肉痛を堪えて、渋谷のパルコへナンシー関の大ハンコ展を見に行ってきました。

展示スペースがとても狭いうえに、沢山の人が来場していて、かなりぎゅうぎゅうでした。
牛歩みたいなペースでしか進まなくて、ウンザリしました。
しかもイライラしている男の人がいて、ゲンナリでした。
次回やるとしたら、東京都の現代美術館ぐらいの大きいところでやってほしいです。

ナンシー関は、5千点ものハンコを彫っていたそうです。
その数にビックリです。
やっぱり広い展示スペースが必要だと思います!

ナンシー関が死んだときは、かなりショックでした。
彼女のコラムが読みたい為だけに、週刊朝日と週刊文春を毎週読んでいました。
普通はファッションや音楽の雑誌を読む年頃だったのに・・・
ものすごい影響を受けすぎて、彼女の意見が自分の意見になってしまうぐらいでした。
いまだにそうです。
ナンシー関が、まだ生きててくれたらなーって思います。
絶対に、今の小倉智明に突っ込みを入れてくれるだろうになー

今回の展示会で久々にハンコの絵柄とかコラムを見たら、やっぱりとても面白くて、凄い才能だったんだなーって思いました。
おうちに帰る途中、なんだか寂しくなりました。
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by simakuma62 | 2008-06-08 20:08 | 美術

椿会

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やなぎみわという写真家の作品が展示されるというのを小耳に挟んで、銀座の資生堂ビルでやっていた展覧会『椿会』を見てきました。
全体的に、とっても展示数が少ないです。
やなぎみわさんの作品は2点ほどしか展示されてなかったです。
ちょっと拍子抜けです。
でも見に来てる人も少なくて、良かったです。
人が沢山いる展覧会とか美術展は、とても気が滅入ります。

やなぎみわさんは、今一番気になるアーティストです。
(じつは、蒼井優とペ・ドゥナとやなぎみわの写真集、どれを買おうか迷ったけど、蒼井優にしてしまいました・・・)

作品はちょっとしかなかったけど、インパクトがありました。
もし自分がお金持ちだったら、絶対にこの人のパトロンになって支援するのになーって思います。(もうすでに支援する人がいるんだろうけど・・・)
たった一枚の写真なのに、人の美しさと残酷やみにくさ、若さや老いやら、そんなことが絡み合った物語が一気に浮かんできました。

若くて美しいというのもいいとは思うけど、私はしわくちゃのおばあさんとか、ものすごく太った女の人とか、小人でおじいさんの顔とかいうのに、もっと惹かれます。

おうちに帰る途中、ブランド物やデパートのポスターを見たけど、モデルの女性は全部色白で細身できれいに化粧している人だなーと思いました。
こうやって無意識に、美しさの基準が洗脳されていくんだろうなと感じました。
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by simakuma62 | 2008-05-17 21:58 | 美術
スイス人のアーティスト、ピピロッティ リストという人の「からから」展を見に原美術館へ行ってきました。
平日にも関わらず、結構人がいました。

「からから」展は、光と映像を組み合わせた展覧会でした。
現代アートはよく分からないことが多くて、あまり好きになれないんだけど、今回のは面白かったです。

二階に上がろうとしたら、とても小さな丸い映像が地面に映し出されていました。
うっかり見逃してしまいそうなぐらいの大きさです。
地獄のような火に囲まれているセクシーな女の人が、何かすごく怒って叫んでるようにみえました。(何語で喋ってるのか分からなかったので、ちょっと理解できませんでした)
できる事ならお話でも聞いてあげたいと思いました。

あとはどこが面白かったのか、説明するのは難しいです。
なぜなら、抽象的な作品ばかりだったからです。
実際見て、確かめて下さいっていうしかないです。

帰りに、奈良美智の作ったお部屋を覗いたら、前より物が少し多くなった気がしました。
手作りの屋根裏部屋みたいなお部屋で、これからの季節には寒そうだけど、すごく可愛いです。
あんなお部屋が欲しい!
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by simakuma62 | 2007-11-27 22:06 | 美術

ムンク展

国立西洋美術館に「ムンク展」を見に行きました。

ムンクみたいに不安をモチーフにして、作品を作ってる人って最近少ないような気がしました。
自分が知らないだけかもしれないけど。

私は常に、五里霧中、一寸先は闇、腕押しにのれん、裸一貫なので、何もかもが不安であやふやで仕方がありません。
だから他の人が不安な感じを前面に出してると、ちょっと安心します。

ムンクは晩年、目が悪くなってそれでも絵を書き続けるんだけど、その絵の色彩がとてもカラフルでした。
モネも確か、晩年視力を失い続け中で描いた絵が、そんな風にカラフルだったということを思い出しました。
視力を失っていくと、周りが暗く見えるような気がするけど、実際は周りがカラフルにぼやけていくのかなーと思いました。
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by simakuma62 | 2007-10-23 23:56 | 美術