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by simakuma62

敵こそ、我が友~戦犯クラウス・バルビー3つの人生~

これが実際に、自分が生きてた時代にまで起きてた出来事だったことに驚きました。

とても重い内容のドキュメンタリーだけど、あっという間の90分でした。

ナチスで数多くのユダヤ人殺害に手を染めたクラウス・バルビーという人の半生を描いたドキュメンタリーです。

第二次大戦後はアメリカのスパイとして活動し、バチカンの神父の手助けを受けたりして、南米のボリビアへ渡り軍事政権の手助けをし、チェ・ゲバラ殺害に関わったり、ボリビアでナチスを復活させようと、組織を作っていたことまでが明らかになっていきます。

ドキュメンタリーを見ていると、彼にものすごい資金力があったことが分かりました。
彼一人だけでは、絶対にそんな活動は出来ない。

しかもナチスに加担した人たちが政府の高官についたり、犯罪人をバチカンの神父が逃がしているっていう事実に、どうして世の中の人たちは何もできないんだろう・・・と思いました。

日本でも、第二次大戦での戦争犯罪人が、戦後は何事もなかったように政府の要職についたり、企業のトップや大学の教授になってそのまま罪に問われなかった人がいる。

その事実を考えるだけで、本当に腹がたつ。

悪い事をして、どうしてバチがあたらないんだろう・・・

でもクラウス・バルビーは最後捕まって、フランスで裁判を受け終身刑を言い渡され、1990年代に癌で死にました。

捕まった後に、クラウス・バルビーが「あなたがたが私を必要としたのに、裁かれるのは私一人だけ。そこに偽善がある」といったそうです。

そんなことお前がいうなよ!って思うけど、彼だけを裁いても本当の解決にはならないと思いました。
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by simakuma62 | 2010-02-20 23:17 | 映画