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by simakuma62

ナンバー9ドリームス

イギリス人の作家デヴィッド・ミッチェルが書いた「ナンバー9ドリームス」を読みました。

図書館に行ってたまたま手にとったら、村上春樹とジョン・レノンにオマージュを捧げた作品みたいなことが書いてあったので、どれどれ読んでみようと思いました。

著者のデヴィッドさんはイギリス人だけど、登場人物も物語の舞台もすべて日本です。
なぜ日本なんだろう??って思ったら、日本に8年も住んでたそうです。

多分、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドとワンダーランド」とか「ねじまき鳥クロニカル」あたりが、少し意識されているのかな?と思ったけど、そんなに村上節もジョン・レノンも感じなかったです。

物語は、屋久島出身の男の子が、父親を探しに東京に出てきて、ヤクザとか色んな事件に巻き込まれていくんだけど、途中素敵な女の子に出会って、どうのこうのっていうお話です。

翻訳のせいなのか、作者の文体のせいなのか、すごく読みづらかったです。

多分スラングとかが多い作品で、日本語に訳しづらいのかなと感じました。
翻訳者は生真面目な人とみました。
ファックとかの四文字言葉をおたんこなすとか、日本語にちゃんと置き換える人なんだと思う。
文章のリズムとか作品全体のことを考えたら、そこらへんの言葉は、むかつくとかばーか、ぐらいでいいんじゃないだろうか。

あと主人公が、すぐ妄想とか夢の中の出来事を語ったり、関係ない小話が入ってきて、物語とどう関係あるのか分からなくて、読むのがしんどかったです。

何度か、読むのやめようかと思いました。

でも飽きたりしたら、水木しげるの憑物百怪読んだりして、気持ちを入れ替えて最後まで頑張って読みました。

なんで自分は、そこまで頑張ったんだろう・・・
もっと他のこと頑張らなきゃいけないのに・・・

で最後は、読者にゆだねるよう終わり方でした。
最近、どうとでもとれるような読者にゆだねる終わり方をする作品が多いと思います。

もうちょっとラスト考えてから世の中にだしてほしいです!
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by simakuma62 | 2010-03-15 22:20 | 本・マンガ