ポエム、映画、音楽についてのブログです


by simakuma62

息もできない

韓国映画の『息も出来ない』を見に、渋谷のシネマライズへ行ってきました。

去年お手伝いした映画祭の大賞作品だったので、絶対見たいと思っていました。

映画祭の期間中、見たかったのだけど、時間が合わなくて見られませんでした。
(お手伝いをしてると、話題作とか気になる映画、ほとんど見られないんだと思います・・・)

すごい映画でした。
監督が新人で、自分の生い立ちを見つめなおさないと先に進めないと思って、家財道具を全て売り払ってまで作った作品だそうです。
監督の執念というか、物凄い気迫が伝わってきました。
もしかしたら、この監督はもうこれ以上の作品は撮れないかもしれないと思いました。

映画の冒頭から暴力、暴力・・・
でもよく考えると、実際に暴力場面見せてないかもしれないです。
それが返って想像が膨らみ、見てるこちらにも痛みが伝わってきました。

登場人物たちの置かれている状況が、暴力に取り巻かれていて、暴力でしか自分を表現するしかできない、でも暴力を誰よりも憎んでいるけど、その衝動をとめることが出来ないっていう悪循環が分かったときに、涙がでてきて、映画の題名のように息もできなくなりそうになりました。

それからいつも見てる映画みたいに、心に傷を持った男女が、すぐに恋におちて、トラウマが忘れないとか何とかいって喧嘩した後、仲直りして、本当の愛を見つけるみたいな、そんな安易な終わり方じゃなくて良かったです!

息もできないの後に見たハートロッカーは、最低!って思いました。
(アバターの方が全然よかったです。)

他人の国に行くんだったら、おはようとか、これはいくらですか?ぐらいの言葉は覚えて行くべきだろうって思いました。

なのに、イラクの人達を英語でがなりたてたり、憶測だけでもってテロリストかもしれないからって民間人の区域やおうちに不法侵入するなんて、とんでもないと思う!

すごい前にベトナム戦争を描いた『ディア・ハンター』を見たときにも腹が立ったけど、アメリカって何でそんなにオレ様なんだ!と思いました。
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by simakuma62 | 2010-04-01 22:15 | 映画