ポエム、映画、音楽についてのブログです


by simakuma62

東京奇譚集

前に図書館で予約していた村上春樹の『東京奇譚集』を借りることができました。
思ったより早く借りれてよかったです。
(モナリザコートは、いつになったら借りれるのでしょう??)

『東京奇譚集』は読んでちょっとがっかりしました。
その前に出た、アフターダークも少年カフカにもがっかりしました。
登場人物のセリフとかが、だんだん鼻につくようになってる気がします。
前はそんなことなかったのに。
もしかして、村上春樹に対して反抗期なのかもしれない・・・
(なんで反抗しなきゃいけないのかは分らないけど)

学生の頃は本当に、村上春樹が大好きで信者のようでした。
嫌いな作品もあるけど、好きな作品は熱狂的に大好きでした。
でも『ねじまき鳥クロニカル』より後の作品は、面白いと思ったことがありません。
自分なりに分析すると、主人公が「僕」じゃなくなったからなのかなと思います。
以前の村上春樹の作品は、本が違っていても、主人公を変えず、名前をもたない「僕」という人物でした。(主人公「僕」の理由がよく分らない孤独感が、自分の気持ちと本当によく似ていると感じました)
それまでは、物語が違ったら主人公を変えるのが当たり前だと思っていたので、画期的なことだなと思いました。
それに始まりと終わりで全然違う話になっている物語の展開にも、どうしたらこんなストーリー思いつくんだろうって感心した記憶があります。

去年、新聞のインタビューで(前だったら絶対に受けなかったと思う)、今の自分はもう幸せだ、前みたいな孤独感とかもなくなった、というような事を言っていました。
人の幸福は喜んであげたいけど、なんだかがっかり・・・
お願いだから、もう一度不幸にでもなって、前みたいな作品を書いてほしいと思います。
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by simakuma62 | 2006-01-11 23:03 | 本・マンガ