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by simakuma62

非現実の王国で

渋谷のシネマライズに、「ヘンリー・ダーガー非現実の王国で」というドキュメンタリー映画を観て来ました。

ヘンリー・ダーガーの絵を見ると、いつも芸術ってなんだろう?って考えてしまいます。
映画を観て、やっぱり考えてしまいました。
芸術って、見る側の感性もないと受け取ってあげることができないものなんだろうと思います。
(だから私には分からない芸術がいっぱいあります。)

ヘンリー・ダーガーの絵を見たことがない人は、一回見て欲しいです。
生涯孤独で変人だと思われてた人に、こんな想像力豊かで大きな世界が広がっているってことや、誰にも見せるでもなく何十年にもわたって、たった一人でその世界を作りあげたことにも圧倒されると思います。

映画の最後に、ヘンリー・ダーガーの作品を見たアパートの隣人が、貧民院にいるヘンリー・ダーガーを尋ねに行ったエピソードがでます。
その隣人が「君の作品を見たよ。圧倒された」って伝えたそうです。
ヘンリー・ダーガーは自分の作品を見られたことにビックリして、それから「もう遅すぎるんだよ」と言ったそうです。
そのセリフに、胸がちょっと痛くなりました。

エンディングロールに、流れていたトム・ウェイツの曲がよかったです。
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by simakuma62 | 2008-04-16 23:02 | 映画